日立製作所(以下、日立)とパナソニック コネクトは、生体認証のグローバルな展開・加速に向けた協業を開始すると発表した。
具体的には、生体情報を暗号化する日立の特許技術を活用した公開型生体認証基盤PBI(Public Biometric Infrastructure)とパナソニック コネクトの顔認証技術を融合し、安心・安全かつ快適な生体認証を追求した新サービスの創出に向け、取り組みを推進していくとしている。
今後両社は、連携のための技術検討と検証を進めていくほか、暮らしやビジネスといった様々な分野での社会実装に向け、ユースケースの開発と実証に協働で取り組んでいくという。その第一弾として、トラベルを例とした実証を今春より実施予定だ。全国規模で展開する小売店舗において、顔認証を用いた「手ぶらスタンプラリー」の実証を行い、来店時に顔認証でポイントが貯まるキャンペーンをスタートするとしている。
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