HPEは3月2日(米国時間)、クラウドセキュリティプロバイダーの「Axis Security」を買収する正式契約を締結したことを発表した。この買収により、HPEは統一されたSASE(Secure Access Services Edge)ソリューションを提供し、edge-to-cloudのセキュリティ機能を強化する。
HPEは、Axis Securityのテクノロジーを既存のArubaセキュアネットワーキング製品に統合し、SASEのオファリングを拡充するという。これにより、データをデータセンター経由でルーティングするのではなく、ネットワークエッジでWANとクラウドのセキュリティ制御をアプリケーションで直接実現できる。そして顧客は、プロバイダーのネットワークコンポーネントを個別に取得、保守、ライセンスする必要がなくなり、1つのコントロールポイントから、すべてのコンポーネントをas a Serviceとして柔軟に利用することが可能になるという。
買収の完了は、規制当局の承認およびその他の慣習的な完了条件に従って、HPEの2023会計年度の第2四半期末を予定している。HPEは、Axis Securityのソリューションを自社のedge-to-cloudセキュリティソリューションに統合し、HPE 2023会計年度の第3四半期に提供開始する予定だ。
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