マルチブックは、キャスターのドイツ拠点において「multibook」が採用されたことを発表した。
「multibook」採用理由
- 多通貨、多言語対応:外貨対応をしており、取り引きごとの正しい為替レートの確認や会社通貨への換算により、キャッシュの正しい動きを把握することができる。また、日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語の12言語に対応しており(2023年2月現在)、担当者自身が扱いやすい言語を使用して会計処理を行うことが可能
- 短期導入、リモート完結:システムの導入から運用までオンラインで完結するため、担当者が移動することなく、経理体制の構築や会計処理を行うことができる。今回採用されたドイツ拠点への導入も、オンラインで完了する予定だという
- SaaSによる初期コスト最小化:拠点規模にあわせた投資や、海外新規進出時の初期投資を抑えることができる
今後キャスターは、ドイツ拠点の経理を世界のどこからでもフルリモートで行い、居住国や拠点の所在地に縛られることなく経理人材を活用していくという。同社CSO 川村尚弘氏は、「キャスターは現在ドイツ・ドバイに拠点を設け、今後も複数拠点で世界展開を加速させていきます。世界規模で組織を作っていく中で、フルリモートでグローバル1チームとして動ける体制を築いていきたいと考えています。将来的に拠点数が増えた際にもオペレーションを変えずに対応したく、『multibook』がグローバルビジネスにおける会計基盤となることを期待しています」とコメントを寄せている。
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