日本オラクルは、エイチワンが、会計・連結・購買までシームレスに統合された経営プラットフォームの構築を目的に、「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)」と、その製品群である「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management(EPM)」と「Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)」を含む「Oracle Fusion Cloud Applications Suite」を採用したことを発表した。
エイチワンでは、自動車の車体フレームの開発・生産を主力事業とし、グローバルで事業を展開。脱炭素化の流れによる電気自動車(EV)シフトなど自動車業界は変革期にあり、軽量化・技術革新が求められており、国内外における新規参入機会の拡大が見込まれる一方、受注競争は厳しさを増しているという。
こうした環境変化に対応していくため、同社では、グループ全体で現状を可視化し、将来の予測をもとにした施策を効果的かつ迅速に実行できる統合された経営プラットフォームが求められていた。
そこで同社は、Oracle Cloud ERPを導入。これにより、子会社の仕訳明細データ収集の自動化や、連結決算業務におけるグループ会社間取引の照合業務の自動化が可能になるなど、業務効率化に貢献しているという。
また、Oracle Cloud ERPとOracle Cloud EPMを活用することで、グローバルの経営データを可視化、リアルタイムに実績を把握し、ドリルダウンによる原因特定やシミュレーションを使った将来予測・施策の立案から経営報告までを、同一のプラットフォーム上で実現できているとしている。
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