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約10年振りの改訂「ISMS 2022年版」の要諦──“インシデント前提思考”の情報セキュリティマネジメントとは

全国約7,000社に影響する「ISMS」改訂、つかむべきポイントとは──迫る移行審査の期限

情報セキュリティ管理におけるアプローチの方向転換、時世を反映した要件に

 2022年10月25日、情報セキュリティ管理のための標準であり、ISMS適合性評価制度における認証基準でもある「ISO/IEC27001(以下、ISMS規格)」の改訂が行われました。今回のISMS規格改訂は、一言で表すと「情報セキュリティ管理におけるアプローチの方向転換」です。これは既に認証取得している組織7,315社(2023年4月末現在)のみならず、認証取得していない、する予定がない組織にとっても今必要とされる考え方であり、また今後の情報セキュリティリスク管理の方向性を示唆する判断基準としても有用であると言えます。

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約10年振りの改訂「ISMS 2022年版」の要諦──“インシデント前提思考”の情報セキュリティマネジメントとは連載記事一覧

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この記事の著者

村田 一彦(ムラタ カズヒコ)

情報セキュリティコンサルティング事業やB2B向けSaaS事業を展開するLRM株式会社のコンサルティング事業部副部長。情報セキュリティコンサルティングに20年以上携わっており、ISMS/ISO27001、ISMSクラウドセキュリティ/ISO27017、プライバシーマークなどの認証取得やQMS/ISO9...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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