PwCコンサルティングは、パナソニック ホールディングスの攻撃観測データを活用し、日本企業のIoTに関するサイバーセキュリティ対策を支援する「IoTサイバーインテリジェンス」を提供開始する。
脆弱性の特定や脅威アクターの検知、国際ルールに基づく製品開発ポリシーの策定、エンジニアへの訓練やスキルマネジメントの提供などを通じ、インテリジェンスに基づく能動的なサイバー防御体制の整備を支援するという。
IoTサイバーインテリジェンスの主な特徴は以下のとおり。
- 脆弱性情報・トレンドレポート提供:新たに発見された脆弱性の情報、それらを悪用した攻撃事例などに基づく脅威動向のレポートを作成。想定される脅威とリスクの特定を支援
- マネージドIoTハニーポット:ハニーポット(攻撃を受けやすいように設定した機器をおとりとしてネットワーク上に公開し、攻撃者のアクセス情報を収集する方法)を活用し、実際の製品で発生し得る攻撃の検知・分析を支援
- グローバル基準に対応する製品開発ポリシー策定:国内外のセキュリティ指針や法規制、国際規格などの情報提供、それらに基づく製品開発プロセスやポリシー策定を支援
- トレーニングとスキルマネジメント:企業ごとの実情に合わせた実践的なトレーニングプログラムを提供。達成状況管理やスキルマッピングを通じ、エンジニアへの教育やスキル管理を支援
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