SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

Security Online Press

米陸軍空挺部隊からCEOへ──タニウム新指揮官が語る、サイバー環境で「生き残る」ためのリーダーシップ

 7月、タニウムCEOであるダン・ストリートマン氏が、同社主催のリアルイベント「Converge Tokyo 2023」開催にともない来日。イベントにあたりストリートマン氏が単独インタビューに応じた。ストリートマン氏は米陸軍士官学校ウェストポイントを卒業後、指揮官として米陸軍の空挺部隊も経験した経歴を持つ。今年2月に同社CEOに就任して約半年、ストリートマン氏が語るタニウムでの活動と、セキュリティに対する想いとは。

軍とサイバー、共通するのは「戦略」「状況認識」「価値共有」

──ストリートマンさんは、米陸軍では士官として従事されていたと伺いました。サイバーはミリタリーとの親和性も高いですが、リーダーとして共通するテーマなどはありますか

 軍に仕える(Serve)ということに関しては、非常に充実かつ素晴らしいものでした。かつては軍人として「Service(軍務)」を提供し、現在は民間企業で代表を務めていますが、タニウムや私自身も含めて、エンタープライズソフトウェアの分野でも世の中へ「Service(貢献)」を提供できると考えています。

タニウムCEO ダン・ストリートマン氏
タニウムCEO ダン・ストリートマン氏

 どのような組織・企業であったとしても、それぞれ重要なテーマやミッションを抱えておりますが、双方のリーダーシップにおいて共通する重要なポイントが三つあると思っています。

 まず一番重要なのは、やはり戦略です。自分たちが何を達成しようとしているのか、そしてどのようにしてその目標に達成することができるのか。これらをまず理解しなくてはなりません。

 そして二番目に必要なのが「シチュエーション・アウェアネス」です。自分たちがどういった状況に置かれているのかを理解し、その共通理解を組織内で連携した上で、メンバー間で共通認識を持った状態にさせること、これも非常に重要だと思っています。

 三つ目に重要な点としては、明確なカルチャーを組織として持ち、そこで自分たちの目標を達成するため、あるいは目的地に達成するための価値観を共有することです。

 戦略が重要であるのはもちろんのこと、それをどこに到達させていくかをきちんと計画する。そしてその部分の共通の認識を持った上で、自分たちが今どこにいるのかをきちんと把握する。すると、その目標に対して、文化あるいは組織風土が次第に醸成され、目標へ到達できると考えています。

 自画自賛になってしまいますが、タニウムはその三つすべてを備えていると自負しています。これはタニウムにおいて私が最も気に入ってる点でもあり、タニウムのテクノロジーを活用することで、組織にあるすべてのエンドポイントを効果的に運用・防御することができるほか、利用者の環境においてメンバー間で共通認識を得ることもできるのは、タニウムに参画して特に感じている点ですね。

 ミリタリーでもサイバーでも、自身が置かれた環境において常にリアルタイムの環境を可視化・理解し、それに基づいてアクションをすぐに起こすことができるというのは、組織を外部の攻撃から守り、対処する上で大切になってきます。

 あるテレビ番組の有名な言い草ですが、“I Love It When A Plan Comes Together(計画通りなのは最高)”と、事業を進めるにあたって作り上げた自分たちの計画を、チーム一丸となり想定通りに実行していけるというのは非常に素晴らしいことですから。

次のページ
サイバーという戦場で、迅速かつより良い判断をするために

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Security Online Press連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

西隅 秀人(ニシズミ ヒデト)

元EnterpriseZine編集部(2024年3月末退社)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/18144 2023/08/21 08:00

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング