大日本印刷(以下、DNP)とDNPコアライズは、広島県広島市に新たなBPO(Business Process Outsourcing)運用拠点(以下、広島コンタクトセンター)を2023年10月2日に開設した。同拠点は、企業を含む顧客とのコンタクト業務やバックオフィス業務などを代行するBPO事業の体制強化の一環で設立されたとしている。
広島コンタクトセンターは、マーケティング関連の技術的なサポートや、企業側から見込み顧客にアプローチするセールスアウトバウンドをはじめとするコンタクト業務など、オペレータースキルが必要な業務を中心に運用する予定だという。この中国・四国エリアの拠点によって、DNPのBPO事業は運用中の国内15ヵ所と合わせて、16拠点、1,600席の規模で運用するとのことだ。
今回の開設に至った経緯として両社は、西日本エリアの企業・団体等からの需要が拡大しており、こうしたニーズに対応し、サービスを提供するという目的があるという。国内全体の需要への対応力を強化するとともに、自然災害や通信障害などのリスクも分散することで、事業継続計画(BCP)対策として強固な体制を目指すとしている。
両社は今後、新技術を活用したサービスの提供に努め、幅広い業務に対応できる体制構築を推進し、BPO事業を拡大していくという。
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