タニウムは、日本電気(以下、NEC)が、海外の拠点に引き続き国内でも「Tanium」を導入し、全世界25万台のIT資産を一括管理していると発表した。
NECは、2019年に海外拠点のエンドポイントを統合的に管理するソリューションを検討する中でTaniumの導入を決定。それまで抱えていた脆弱性の把握やIT資産管理の強化、パッチ適用の効率化などの課題に対応してきたという。
海外と同様の課題を抱えていた国内でも、NISTサイバーセキュリティフレームワークをベースに課題を洗い出し、対策の方向性を明確化したところ、NECグループのすべての端末を一元管理するソリューションとしてTaniumが最適だと判断し、導入を決定。4ヵ月で22万台への展開を完了したとしている。
現在は、全世界25万台の端末をTanium Cloudで一元管理しているとのこと。以前はパッチの配信に約2週間かかっていたが、Taniumを使うことで4~5日に短縮し、パッチ適用のプロセスも見直したことで、現場の工数も15分の1以下に削減できたとしている。また、かつては脆弱性対応調査に24時間以上を要していたが、今では5分程度で社内全体の脆弱性を把握できるようになり、非管理端末も検出して管理下に置くなど、管理を強化しているという。
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