電通国際情報サービス(ISID)は、日産自動車に対して、トレジャーデータの「Treasure Data CDP」を活用したマーケティングDX基盤を構築したと発表した。
日産自動車では、これまで部門やチャネルごとにマーケティング施策を行っていたが、近年、ブランド全体として一貫したコミュニケーションを行い、優れた顧客体験を提供する活動に取り組んでいるとのこと。プロジェクト推進にあたり、全社的なデータガバナンス強化やSingle source of truthを実現するデータプラットフォーム統合と並行して、顧客を360°の観点で理解し、顧客一人ひとりにパーソナライズされたキャンペーン施策を策定するためのCDPソリューションを必要としていたという。
そのような背景から、組織全体で顧客インサイトを捉え、顧客中心のビジネスを推進するための顧客データ活用サービスのソリューションとしてTreasure Data CDPを採用。今後日産自動車は、顧客情報の充実と機械学習による精度向上で各タッチポイントでのパーソナライズ化を目指して、2023年度からTreasure Data CDPを基盤とした顧客データ活用の仕組みを構築し、部門やチャネルを超えてシームレスなOne to Oneの顧客体験を提供する体制を整える計画だとしている。
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