SCSKは、企業のクラウドネイティブ化を推進するサービス「NebulaShift」(ネビュラシフト)の提供開始を発表した。
NebulaShiftは、クラウドネイティブアプリケーションが求める環境の設計、構築、プロダクトサポート、フルマネージドサービスのほか、アジャイルに関するコンサルティング、技術支援、コーチングを提供するもの。同社のノウハウ、パートナーエコシステムから得られるメリットを融合し、提供するプロダクトをシームレスに利用できるように構成されているという。
また、技術的な融合としてレッドハットとの協業を推進し、同社のコンサルティングサービス「Red Hat Open Innovation Labs」を活用して、アジャイルコーチングの強化と拡充を図るとしている。また、「Red Hat JBoss プレミア・ビジネス・パートナー」としてJavaアプリケーション・ミドルウェア技術を活用し、クラウドネイティブアプリケーションにより、顧客のビジネスに最適なシステムマイグレーションを実現するとのことだ。
さらに同社は、オンプレミスでもクラウドのように従量課金で利用できる「Newオンプレミス」の需要が高まっていることを受け、ハイブリットクラウドの促進に寄与する「HPE GreenLake」を採用。セキュリティ面ではSysdigとパートナー関係を構築しており、コンテナ環境におけるセキュリティ対応で得たノウハウをもとに対策を講じるとしている。
SCSKは、2026年度末までにNebulaShift関連事業において100億円の売上を目指すとのことだ。
【関連記事】
・J:COM、1ヵ月あたりの作業時間を約9,000時間削減 SCSKが工事管理システムを刷新
・SCSK、ブラウザ対応アプリケーションをノーコードで開発できる「CELF Anywhere」提供へ
・滋賀銀行、パーセフォニの「CMAP」活用でGHG排出量算定を高度化へ SCSKが支援