SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

デロイトトーマツミック経済研究所、エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望を発表

 デロイトトーマツミック経済研究所は、マーケティング資料「エッジAIコンピューティング市場の実態と将来展望 2023年度版」を2024年2月に発刊したと発表した。

 同レポートでは当該市場参入の主要SIer、AIベンダなど35社への取材をベースに、その他ベンダを推計して市場規模を算出。これら参入企業の実績や戦略を分析し、エッジAIカメラ、エッジAIコンピュータ、エッジAIプラットフォームの各市場をエッジAIコンピューティング市場としてAIデバイス別、用途別、業種別に分析したという。

 また、2027年度までの市場規模を予測。エッジAIコンピューティングに加えてAIエンジン、アプリケーション開発、SIサービスを含めた市場もエッジAIソリューション市場として把握し、市場規模を算出したとしている。

人流・人物解析・侵入検知用途で広がるエッジAIソリューション市場

 エッジAIソリューション市場は、2022年度に100億円市場に成長。エッジAIカメラ21.2%、エッジAIコンピュータ24.3%、エッジAIプラットフォーム16.3%、およびコンサルティングを含むSIサービス18.8%と高い構成比を占めている。また、成長率としては特にエッジAIコンピュータが対前年比57.1%増と大きく伸長した。これは、エッジAIコンピュータがマーケティング分野でニーズが広がったことが要因であるとのこと。エッジAIコンピュータの用途は製造業での異常検知や状態監視が中心だったが、カメラと接続し、人流・人物解析・侵入検知用途で利用されるケースが増えているという。

 エッジAIカメラの用途は立入検知や防犯などセキュリティ用途が大部分を占めるが、店舗や公共施設などで人や車などをカウントし、混雑状況を可視化するといった用途も注目されている。それに加えて、性別、年齢といった属性も解析し、マーケティングに活用する事例も徐々に増えているという。人物画像データの利活用ではプライバシー侵害の問題も絡むが、エッジ側で処理された個人を特定できないデータのみをサーバ側に送るため、エッジAIカメラではプライバシーの問題はクリアできるとしている。

 エッジAIカメラでディープラーニングなどを実行するのは、Raspberry Piのような組み込みデバイスである。こうしたデバイス向けのAI開発プラットフォーム市場はスタートアップを中心に2020年度頃から急速に立ち上がってきた。開発プラットフォームベンダがソリューションを自社開発し、提供するケースもあるが、カメラやセンサーなどの端末メーカー、Webサービスベンダ、ネットワーク機器ベンダ、特定業種向けソリューション・サービスベンダを巻き込んでエコシステムを構築する動きが活発化している。そのため、今後は開発プラットフォーマーとその他ベンダで分業化が進むと考えられるという。

エッジAIソリューションの市場規模推移
[画像クリックで拡大表示]

【関連記事】
日本オラクル、企業の「グローバル・ミニマム課税」への対応を支援 デロイト トーマツ グループと協業
住友ゴム、サイバーセキュリティ強化に向けてデロイト トーマツ サイバーと協業
デロイト トーマツ、日本の量子産業創出に向け「Quantum Harbor」プロジェクト始動

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19238 2024/02/16 17:35

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング