キンドリルは米国時間2月7日、生成AIソリューションの開発および顧客企業による導入を推進するため、Google Cloudとの提携を拡大したと発表した。
今回の提携拡大により、「Gemini」を含むGoogle Cloudの内製AI機能と、キンドリルの専門知識とマネージドサービスを組み合わせ、顧客向けに生成AIソリューションを開発・展開することを目指すという。重点を置く領域は以下のとおり。
- AI・データ基盤におけるアドバイザリーサービスおよび実装サービス:キンドリルのアドバイザリーサービス、実装サービス、Kyndryl Consultが提供するサービスにより、顧客が自社のビジネス目標に沿って生成AIのユースケースを特定し、最適なデータ基盤を選定できるようサポートする
- ERPにCortex Frameworkを適用:Google Cloud Cortex Frameworkにより、Google Cloudに保存された統合基幹業務(ERP)データのビジネス価値を高めることで、生産性を向上。イノベーションを促進するほか、新たな成果を生み出すきっかけとなるビジネスインサイトを提供
- LLMOps Frameworkによる生成AI導入の活性化:AI活用における責任やコスト効率の「よくある課題」を解決するソリューションとして、Google Cloudの顧客向けにカスタムしたLLMOps Frameworkを新たに展開。顧客のデータとデータ基盤を最適化することをサポートする
- 生成AIの開発を推進する専門性の強化:Google Cloud Academy for Kyndrylに実務担当者が受講可能な研修やブートキャンプを拡大。AIやデータ分析領域におけるスキルを強化
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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