三菱総研DCSは、製造業向け品質安定化AI生成プラットフォーム「Hepaisto」の提供を開始した。
Hepaistoは、同プラットフォーム内で生成したAIが熟練技能を代替し、材質や環境など、製品の品質に関わるばらつきに対応することで、品質の安定化を実現するサービス。クラウド上で利用でき、製造工程の知識をもとに企業独自の品質安定化AIを自由に作成できるという。これにより、熟練者への業務属人化や若手への技能継承といった、製造業が抱える課題解決に貢献するとしている。同サービスの特徴は以下の通り。
- AIに関する知識不要:製造工程に関する知識と一定量蓄積された生産実績データがあれば、現場担当者が自社専用のAIを生成できる
- 品質管理レベルを診断:現在の製造プロセスが品質をどの程度管理できているのか、数値やグラフで可視化できる。蓄積データを分析することで、不定期に発生する品質不良の原因を確認でき、歩留まり向上につなげる
- 各種サポート:利用開始時にサービス活用の説明と業務定着サポートを1ヵ月間行う「サービス導入時支援」や、さらなる活用やAIの精度向上に関するコンサルティングを行う「スポットコンサルティング」といった各種サポートを用意
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