仮想化ソフトウェアの進化と同時にハードウェアやOS側のサポート体制も整ってきています。仮想化が抱えるデメリットを克服し、より物理マシンに近い環境を実現するためにはこれらを十分に活用することが必要でしょう。今回は、最新テクノロジーへの対応状況を比較します。
Hyper-V やESXがバージョンアップとともに機能を強化させる一方で、ハードウェアやOSなどの周辺関連システムも日々進化を遂げています。しかしこれら関連するシステムが提供する機能の一部は、Hyper-VやESXなどの仮想化ソフトウェアが対応していなければ恩恵を受けられないものもあります。
システムを仮想化する場合、仮想化のメリットを享受しつつ、かつ仮想環境特有の制約をできるかぎり取り除けることが望ましいでしょう。そこで今回は、ハードウェアやゲストOSの提供する最新テクノロジーへの対応状況として以下3点を取り上げ、比較解説します。
- ハードウェアによる仮想化支援機能への対応
- 仮想マシンのデバイス・ホットプラグへの対応
- CPUの消費電力削減機能への対応
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前島 鷹賢(マエジマ タカマサ)
Microsoft MVP for Virtualization - Virtual Machine日本アイ・ビー・エム(株)に勤務。MicrosoftやVMware製品を中心としたx86インフラ環境の設計・構築に従事。特にWindowsサーバー/クライアント環境のシステム管理・監視、セキュリティ、サーバー仮想化などの分野...
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