SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

Data Tech 2024

2024年11月21日(木)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2024年秋号(EnterpriseZine Press 2024 Autumn)特集「生成AI時代に考える“真のDX人材育成”──『スキル策定』『実践』2つの観点で紐解く」

EnterpriseZineニュース

LegalOn Technologies、新製品「LegalOn Cloud」提供へ MHMとも提携

 2023年4月9日、LegalOn Technologiesは新プロダクト発表会を開催した。

(右から)LegalOn Technologies 代表取締役執行役員・CEO/弁護士 角田望氏、同社 プロダクトマネージャー 谷口昌仁氏
(右から)LegalOn Technologies 代表取締役執行役員・CEO/弁護士 角田望氏
同社 執行役員・CPO(Chief Product Officer)谷口昌仁氏

 同社は累計約179億円の資金調達を行い、2023年4月にはグローバルでのプロダクト提供も開始しているとして「グローバルにおいて、リーガルテック領域でのナンバーワンとなる企業を目指す」とLegalOn Technologies 代表取締役執行役員・CEO/弁護士 角田望氏は説明を始めた。

 米国に次いで英国での事業展開を進めつつ、戦略的パートナーシップの拡充に注力するとして、2024年2月にはLegalscape社と資本業務提携を実施。加えて、森・濱田松本法律事務所と業務提携を行うことを公表した。同事務所パートナー弁護士の飯田耕一郎氏は「法律業界全般でテクノロジー活用が遅れている中、当事務所ではテクノロジーを活用することで情報収集・探索において競争力向上に努めてきた。生成AIが普及してきている状況下、最先端テクノロジーをキャッチアップすることで競争力を失わないためにも業務提携に至った」と説明。まずは、専門的な契約書の“ひな型化”を進めていき、両者で協力してプロダクトやサービスを作っていくとする。

(写真右)森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士 飯田耕一郎氏
(写真右)森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士 飯田耕一郎氏

 また、2022年冬頃から新たなプロダクト開発に取り組んできたとして、「LegalOn Cloud」を4月15日から提供することを発表した。同製品では、法務・契約業務における全領域をカバーできるとして下図を提示。まずは案件管理や契約書作成などの法務相談領域からリリースし、次いでリサーチ領域や電子契約領域での機能提供が予定されているという。同領域では、森・濱田松本法律事務所やLegalscape社と連携した形で開発が進められ、グローバル言語対応も行うとのことだ。

[画像クリックで拡大]

 同社 執行役員・CPO(Chief Product Officer)谷口昌仁氏は、「社内ナレッジや社外ドキュメントなどを含め、AIを用いて情報の整理・紐づけを行う。この『リーガルドキュメントグラフ』により、関連情報などを容易に見つけられる。さらにユーザーの状況に基づいて必要な情報をリコメンドしてくれ、使うほどにLegalOn Cloudが優秀なアシスタントして成長していく」と自信を見せる。

 たとえば、法務部と事業部のやり取りをLegalOn Cloud上で行うことにより、タイムラインでの会話をAIが自動要約したり、類似案件をサジェストしたりするという。また、契約書を開いた段階でリスクチェックを行い、対応例や弁護士が監修したサンプル文章を提案。AIが原文に基づいた修正例も提示してくれるため、それを利用することも可能だとする。さらに契約書をバージョン管理するため、変更履歴などを振り返ることも容易だとした。

デモ画面、シームレスに製品上でメール送信なども可能
[画像クリックで拡大]

 なお、LegalOn Cloudは既に200社以上の導入が決定しているという。将来的にはLegalforce、Legalforceキャビネの機能をLegalOn Cloudに追加するとしており、移行サービスの提供も予定している。来年度以降にはAPIを公開することで、LealOn Cloudをプラットフォームとしたエコシステム拡充も見据えているとした。

[画像クリックで拡大]

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

1993年福岡県生まれ。京都外国語大学イタリア語学科卒業。ニュースサイトの編集、システム開発、ライターなどを経験し、2020年株式会社翔泳社に入社。ITリーダー向け専門メディア『EnterpriseZine』の編集・企画・運営に携わる。2023年4月、EnterpriseZine編集長就任。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/news/detail/19531 2024/04/10 12:59

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング