クレジットカード情報保護に関する国際的なコンプライアンス「PCI DSS」の新基準である、バージョン4.0に基づく監査が2024年4月から始まっている。Webセキュリティに関しては、Webスキミング対策の新要件だけでなく、WAFの設置義務化や、API特有の脆弱性に関する要件が明文化されるなど改訂要素も多く盛り込まれている。そこで今回は、PCI DSS v4.0と個人情報保護法のガイドラインの改訂内容から、WebスキミングとAPI攻撃に関する内容についてセキュリティ担当者が知るべきポイントを確認するとともに、それらのコンプライアンスに記載された対策を上回って進化を遂げている攻撃手法の驚くべき実態についても解説する。
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中西 一博(ナカニシ カズヒロ)
アカマイ・テクノロジーズ合同会社
マーケティング本部 プロダクトマーケティングマネージャー日立グループ全体のセキュリティ設計を担当後、シスコシステムズで、セキュリティ分野のSE、プロダクトマネジャー、製品マーケティングとして従事。現在はアカマイ・テクノロジーズでクラウドセキュリティおよびクラウドコンピュー...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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