JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、Adobe AcrobatおよびAdobe Acrobat Readerにおける脆弱性に関する情報(APSB24-29)を公開した。
同報告では、脆弱性を悪用したコンテンツをユーザーが開いた場合、任意のコードが実行されるなどの可能性があるとしている。
対象となる製品とバージョンは以下のとおり。
- Adobe Acrobat DC Continuous(24.002.20736)およびそれ以前(Windows、macOS)
- Adobe Acrobat Reader DC Continuous(24.002.20736)およびそれ以前(Windows、macOS)
- Adobe Acrobat 2020 Classic 2020(20.005.30574)およびそれ以前(Windows、macOS)
- Adobe Acrobat Reader 2020 Classic 2020(20.005.30574)およびそれ以前(Windows、macOS)
対策としては、Adobe AcrobatおよびReaderを以下の最新のバージョンに更新することが推奨されている。
- Adobe Acrobat DC Continuous(24.002.20759)(Windows、macOS)
- Adobe Acrobat Reader DC Continuous(24.002.20759)(Windows、macOS)
- Adobe Acrobat 2020 Classic 2020(20.005.30636)(Windows)
- Adobe Acrobat 2020 Classic 2020(20.005.30635)(macOS)
- Adobe Acrobat Reader 2020 Classic 2020(20.005.30636)(Windows)
- Adobe Acrobat Reader 2020 Classic 2020(20.005.30635)(macOS)
更新は、Adobe AcrobatおよびReaderの起動後、メニューより「ヘルプ」の次に「アップデートの有無をチェック」をクリックすることで実施できるという。メニューからの更新が不可能な場合は、最新のAdobe AcrobatおよびReaderをダウンロードする必要があるとしている。