Sansanは、同社が提供するインボイス管理サービス「Bill One」にて、経費精算に関わるビジネスパーソンを対象に「経費精算に関する実態調査」を実施した。
経理担当者は立替精算に月100時間以上を要している
経理担当者に、立替精算はひと月あたり何件発生しているか聞いたところ、平均1518件であった。経理担当者は立替精算に、平均104時間を費やしていることが明らかに。
また、経理担当者に立替精算への課題を聞いたところ、「インボイス制度で求められる要件を満たすかどうかの確認に手間がかかる」が35.0％と最も多く、次いで「月末月初など特定の時期に業務が集中してしまう」が33.3％、「不備発生時の確認や差し戻しに手間がかかる」が31.1％と続いた。インボイス制度によって、負担が増加していることがうかがえると、Sansanは述べている。
非経理担当者の約4割が「立替精算をしなかったことがある」
非経理担当者に、立替精算への課題を聞いたところ、「立替分が入金されるまでにタイムラグがある」が40.6％と最多となり、次いで「申請のための処理が煩雑」38.1％、「インボイス制度で確認の手間が増えた」33.3％と続いた。非経理担当者にとっても、インボイス制度による負担増加が上位3位に入る結果となった。
また、非経理担当者に、これまで立替精算をしなかったことがあるかを聞いたところ、「ある」が38.1％であった。
続いて、立替精算をしなかった理由を聞いたところ、「金額が少額だった」が61.2％と最も多く、次いで「精算の手続きが面倒」が51.2％という結果となった。
約3割が、経費の不正利用を見聞きしたことがある
全体（経理・非経理問わず）に対して、所属企業において社員が経費を不正利用した噂を見聞きしたことがあるか聞いたところ、「ある」と回答したのは34.8％であった。
なお、同調査の概要は次のとおり。
調査概要
- 調査名：経費精算に関する実態調査
- 調査方法：オンライン上でのアンケート調査
- 調査地域：全国
- 調査対象：経費精算に携わるビジネスパーソン1044名（経理担当者：726名、経理担当者以外：318名）
- 調査期間：4月16日～19日
- 調査企画：Sansan
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