コンカーは、広島銀行の間接費管理基盤として、SAP Concurを採用した。
広島銀行では、顧客の利便性向上や地域経済の活性化に向けて「IT、DXによる業務効率化」を推進しており、間接費領域においても業務改革を推進することになったという。電子帳簿保存法への対応だけではなく、経費の精算、承認業務の工数削減、ガバナンス強化、継続的な業務改革支援が可能であることから、SAP Concurの採用に至ったとしている。
同銀行は、今まで領収書の行内確認をすべて紙で行っていたため、支店から本部に領収書を転送する手間や入力内容を確認することへの工数の負担があり、ガバナンス面の強化の必要性を感じていたという。また、インボイス制度導入にともない、受領した領収書が適格請求書の要件を満たしているか否かを確認する必要があり、担当者の負担増大を懸念していたとのことだ。
SAP Concurの利用により、申請から承認まで、経費精算に関わる作業をすべてデジタル上で完結できるようになったとのことだ。また、経費に関するデータを蓄積し、分析することで、コスト抑制にも寄与するとしている。
主な導入効果
経費使用者の経費精算にかかる時間や管理部門の経費処理業務時間についても削減される見込みであり、導入後に検証していく予定だという。
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