コンカーは、村田製作所の間接費管理基盤に「SAP Concur」が採用されたことを発表した。2024年1月から村田製作所、4月より国内グループ会社全29社、従業員約3万人で利用開始しているという。
村田製作所は中期方針2024で、DXの推進テーマとして、生産性を向上させ、新たな価値を創出するために組織や仕事の仕組みを変革させていくことを設定。その取り組みの一環としてSAP Concurを採用したとしている。
SAP Concur導入前の経費精算業務は、旅費、接待費など案件に応じてエクセル・紙伝票などを用いていたためフォームやシステムが統一されておらず、申請時の手作業での入力による負担、誤入力のリスクがあった。また承認者による伝票の確認が目検であるため、確認に時間を要すること、およびガバナンス面でも危うさのある運用となっていたという。
SAP Concurの利用により、出張費用のコストは1年あたり5000万円以上の削減が見込まれており、従業員の経費精算申請業務に関わる工数は、SAP Concurの機能と運用の見直しで1年あたり1万3000時間の削減が見込まれている。
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