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既存の共有ディスク型アーキテクチャの弱点を克復したIBM DB2 pureScale

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PowerHAテクノロジーでメンバー(ノード)間通信量を大幅に削減

 Oracle RACでは拡張性確保のために、共有ディスク型の弱点でもあるノード間通信を高速化する工夫がこれまでにも取られてきた。それにより拡張性は向上してはきたが、ノード数が増えると実際の運用時には特定ノードに処理を割り当てるなどの工夫で、通信量を減らす構成をとることが多い。

 このようなRAC独自のチューニングには高いスキルが要求され、RACに精通した技術者の確保も課題となることがある。とはいえ、可用性面からRACの評価は比較的高く、採用する企業も増えている。

図1:DB2 pureScale:テクノロジー・オーバービュー
図1:DB2 pureScale:テクノロジー・オーバービュー

 これに対し、従来、非共有ディスク型しか提供してこなかったIBMでは、新たにオープンシステムのDB2で共有ディスク型システムの提供を開始した。実は、メインフレームのDB2では共有ディスク型のアーキテクチャを採用しており、IBMにはその実績と技術蓄積がある。

 それをもとにデザインされたのが、今回提供を開始するpureScaleであり、「pureScaleはOracle RACの弱点を克復する」と、日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント事業部 データ・マネジメント営業部 部長の池田高也氏は言う。

日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業
インフォメーション・マネジメント事業部
データ・マネジメント営業部 部長 池田高也氏
日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 インフォメーション・マネジメント事業部 データ・マネジメント営業部 部長 池田高也氏

無限の拡張性と連続可動性を兼ね備えたPureScale

 pureScaleでは、独自技術でサーバーを追加した分だけ性能が向上する無限の拡張性、共有ディスク型のクラスター構成のための工夫や変更なしに得られるアプリケーションに透過的な拡張性、そして安定したパフォーマンスで連続的なデータアクセスを提供する連続可動性を提供する。

 pureScaleの独自技術としてまず挙げられるのが、PowerHA pureScaleテクノロジーを用いたメンバー(DB2 pureScaleではノードではなくメンバーと呼ぶ)間通信の大幅な削減だ。これは、グローバル・ロックとバッファ管理情報をメンバー同士で互いに通信し合うのではなく、情報管理機能をメンバーから切り離し、Coupling Facility(CF)というサーバーのメモリ上で管理するようにしたものだ。これにより、各メンバーはCFとだけ情報をやりとりすればよく、通信量は大幅に削減され拡張性面で大きなメリットとなっている。

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メモリに直接アクセスする高速通信技術を採用

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