NECは、金融機関10社とともに、金融領域での生成AIの活用を推進する「地域金融機関 生成AI共同研究会」を設立した。
同研究会は、業界横断での課題解決・価値創出に向けて、生成AIを金融機関の業務へ実装するという。設立の目的は次のとおり。
- 金融機関共通の課題である生成AI活用に係るナレッジ不足を解消し、新たなナレッジを共有
- Microsoft Azure OpenAI ServiceやNEC開発の生成AI「cotomi」を活用したユースケースの検証
- データサイエンティストによる生成AIの活用を推進する人材の育成
なお、参加企業は次のとおり。
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運営主体
- NEC
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参加金融機関(50音順)
- 愛媛銀行
- 大垣共立銀行
- 沖縄銀行
- 紀陽銀行
- 京都中央信用金庫
- 三十三銀行
- 静岡銀行
- 東京スター銀行
- 他金融機関2社
同研究会は、2024年度中に金融領域での生成AI活用のユースケースの創出、効率的・効果的かつ安全な生成AIの活用を目指すとしている。
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