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アサヒグループの経理業務改革、1000以上のタスク改善からマクロ改革につなぐ

「BeyondTheBlack TOKYO 2024」レポート#01

可視化を超えて、その先の標準化と効率化へ

 業務の可視化が実現した後は、いよいよ本格的な標準化と効率化のフェーズに入る。嵐田氏は「各社の業務フローを横並びで比較し、効率化・標準化・廃止の観点から改善を検討します」と今後の展開を語った。

 具体的には、マネージャーをグループ分けし、それぞれに担当項目を割り当てる工夫も行っている。「一つの項目に対して、一人のマネージャーを責任者としたチームが改善の全責任を負う。これにより責任の所在を明確にしています」と嵐田氏は説明した。

 今後の展望について、嵐田氏は次のように語り締めくくった。

 「BlackLineを活用した可視化の取り組みを基盤に、ミクロの改善を積み重ね、それをマクロな業務改革へと昇華させていきます。高い生産性と業務品質の両立を目指し、継続的な改善サイクルを確立していきます」

 アサヒプロマネジメントの挑戦は、多くの企業が直面する経理業務の効率化と品質向上の課題に、新たな視点からの解決策を示唆している。大連へのBPOやペーパーレス化といったマクロな改革と並行して、ミクロな改善の積み重ねをマクロな改革へと結びつける、この革新的なアプローチは、今後も企業の経理業務改革のモデルケースとなる可能性を秘めている。

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この記事の著者

京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)

ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在は、EnterpriseZineをメインにした取材編集活動、フリーランスとして企業のWeb記事作成、企業出版の支援などもおこなっている。 ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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