ServiceNowは、Zoomの年次パートナーおよび顧客向けイベントである「Zoomtopia 2024」において、戦略的提携の拡大を発表した。
同連携は、組織全体におけるスマートなコラボレーションと生産性向上を実現することを目的としている。これにより、両社の生成AIテクノロジーである「ServiceNow Now Assist」と「Zoom AI Companion」は2025年上期に統合され、ZoomとServiceNow上のタスクとアクティビティに関するワークフローが自動化されるという。
2つの生成AIツールによる直感的な操作で、効率を飛躍的に向上
両社のAIテクノロジーが統合されることで、バーチャルミーティングでプロジェクトを議論した際に、Zoom AI Companionは許可を得たうえでチームの議論を要約・書き起こし・アクションアイテムをServiceNowのワークフローに連携したタスクに変換するという。
会議終了後には、Zoom AI CompanionはServiceNowの生成AI対応ソリューションであるNow Assist for Strategic Portfolio Management(SPM)と連携し、ワークフローを起動することで、チケットの自動作成やチームメンバーへの割り当てなどを行う。 会議の参加者には、会議のインサイトと自動生成されたサマリーが記載されたメールが送信されるとしている。
なお、この統合には、Zoom AI Companionのカスタムアドオンと、ServiceNow Now Assistの両方の購入が必要である。Zoom AI Companionカスタムアドオンは、2025年上期に利用可能だとしている。
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