サイバーセキュリティクラウドは、DataSignの株式を100%取得し、子会社化することを決定した。
法人向けに同意管理ツール「webtru」、個人向けプライバシー保護アプリ「Bunsin」などのプロダクトを開発・提供しているDataSign。行政、自治体、大学、研究機関、業界団体などと連携して研究開発も行っているという。
そんなDataSignが有するデータプライバシーに関するノウハウを、サイバーセキュリティクラウドグループのサイバーセキュリティ事業に組み合わせることで、市場ニーズへの対応、技術統合による競争力向上、成長市場における新たな収益源の確保などが見込めるという。そこから両社の中長期的な企業価値向上につながるものと判断し、株式を取得するに至ったとのことだ。
これによりサイバーセキュリティクラウドは、データ保護関連法規制への準拠を実現する統合セキュリティソリューション需要に対応することが可能に。従来から提供しているWebセキュリティに訪問者のプライバシー秘匿技術を追加することや、MSS事業(CloudFastener)においてセキュリティとプライバシーのベストプラクティスを提案・提供するほか、安全で効率的なデータ利活用サービスの開発を推進していくと述べている。
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