クレディセゾン・栗田工業・アフラックが実践した「真のAIドリブン経営」とは
日本テラデータ 「AI Innovation Day 2025 Tokyo」レポート
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水処理のプロを目指す栗田工業のパーソナルAIエージェント

栗田工業 執行役員イノベーション本部長の水野誠氏は、生成AIを活用したパーソナルAIエージェントの開発について語った。同社は水処理分野で8,000名のグループを擁し、売上の約半分を海外から得る。
水野氏が危惧していたのは、従来の“エクセル・バケツリレー”やダッシュボードの限界だ。「情報データと人の接点がアキレス腱でした。一方的な情報提供ではなく、インタラクティブで高速な情報伝達が必要と感じました」

同社が開発するパーソナルAIエージェントは、汎用的な要約ではなく「水のプロ」としての専門性を持つ。生成AIが入力データを整理し、個々のタスクに分解。それぞれ最適なAIモデルが中間成果を作成し、再び統合して提供する仕組みだ。
「翻訳、要約などのコモンな機能はSaaSサービスを活用し、我々は専門性の高い部分に集中すべきです」(水野氏)
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京部康男 (編集部)(キョウベヤスオ)
ライター兼エディター。翔泳社EnterpriseZineには業務委託として関わる。翔泳社在籍時には各種イベントの立ち上げやメディア、書籍、イベントに関わってきた。現在はフリーランスとして、エンタープライズIT、行政情報IT関連、企業のWeb記事作成、企業出版支援などを行う。Mail : k...
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