New Relicは、ソフトバンクが開発を進める、資料作成業務を支援するエンタープライズ向け生成AIサービス「satto workspace(サット ワークスペース)」に、オブザーバビリティプラットフォーム「New Relic」が導入されたことを発表した。
satto workspaceは、ビジネス資料作成のプロセスを効率化するSaaSサービス。自然言語によるAIとの対話を通じて、資料作成に必要な情報収集から資料の構成・表現までを一気通貫で支援するという。同サービスは、2025年7月に開催された『SoftBank World 2025』で発表され、2026年春をめどに正式リリースが予定されているとのことだ。
ソフトバンクにおけるNew Relicの導入作業は2025年4月に開始されたという。satto workspaceの主要な機能を配置しているAWSへエージェントが組み込まれ、PoC(概念実証)がスタート。New Relicが導入されたことで、1つの画面でユーザーごとのサービスの状態が確認できるようになったとしている。これにより、エラー発生時の原因特定と問題解決までのリードタイムが短縮され、タスクごとのメモリやCPUの使用状況もダッシュボードで一元的に確認できるようになったとのことだ。
PoCは11月に完了し、その後は、IaCフレームワークによるオブザーバビリティのコード化が進められているほか、BizDevOps体制の確立に向けて、New Relicの利用範囲を広げているという。
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