ドーモは1月28日、従業員1,000名以上の企業に勤めるビジネスパーソン500名を対象に実施した「好奇心とデータ裁量権に関する実態調査」の結果を発表した。調査は、社員の自律的な成果創出には個人の資質だけでなく、組織が提供する「データ裁量権(データへのアクセス権限)」が重要かを検証するために行われたという。
調査の結果、データ裁量権を持つ層は好奇心が高い傾向にあり、業務への積極性や改善提案の頻度など具体的な業務パフォーマンスでも高い数値が確認された。データ裁量権を持つ社員の81.5%が業務に高い好奇心を持ち、好奇心が低い社員との間に39.0ポイントの差が現れたとしている。業務への積極性では、好奇心が高い社員が69.1%、低い社員は24.5%と44.6ポイントの差がついた。改善提案頻度も79.8%対37.4%と42.4ポイントの差があった。
特に、データ裁量権がない環境では、好奇心が高い社員(優秀層)の転職意向が高まり、「裁量権あり」の11.9%に対し、「裁量権なし」では32.5%と2.7倍の差が生じている。これは、人材流出や、主体的な人材の能力を活かせない「機会損失」となるリスクを示唆しているとした。
また、AI活用にも好奇心と裁量権の有無が関与しており、生成AIを週1回以上利用する社員で好奇心が高い者は81.3%、未利用者は34.3%と47.0ポイント差が見られた。好奇心が高い社員は91.5%が「好奇心を育てる文化」があると回答したのに対し、低い層では37.9%にとどまった。
ドーモは調査結果をふまえ、DX推進には「データ環境整備」「企業文化醸成」「人材育成」の三位一体のアプローチが不可欠とし、社員のデータ裁量権と挑戦を許容する文化づくりが重要であると述べている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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