アリババクラウドは6月18日、日本国内で5拠点目となるデータセンターを東京に開設したと発表した。2026年3月に開設した4拠点目に続く数ヵ月でのスピード稼働となる。小売やゲーム、製造などの主要セクターにおける国内需要の高まりに対応し、エージェンティックAI(自律型AI)時代を見据えたクラウドおよびAIソリューションの拡充を図るという。
新データセンターは、データプライバシーとセキュリティ基準に基づき構築されており、エラスティックコンピューティング、ストレージ、ネットワーキングなどの包括的なクラウドサービスを提供。今回の拡張により、国内5拠点での冗長化が可能となり、日本企業への高可用性や事業継続性(BCP)の向上を支援する。
また、AIインフラへの需要拡大を受け、AIネイティブなデータ分析・データベースサービス群を国内で順次提供開始する。開発サイクルを大幅に短縮するインテリジェントアシスタント「DataWorks Data Agent」などが含まれるという。
さらに、ワンストップのエンタープライズ向けAI開発プラットフォーム「Model Studio」の提供も日本リージョンで開始。国内のセキュアなAPI環境を通じて、同社の最新マルチモーダルエージェントモデル「Qwen3.7-Plus」などのLLMを利用可能にした。今後は動画生成モデル「HappyHorse」なども追加予定で、開発者向けのワークショップやハッカソンを通じて国内企業のAI活用を支援していく方針だ。
【関連記事】
・アリババクラウド、デロイト トーマツとパートナーシップ締結 日本市場向けに共同ソリューション提供へ
・アリババクラウド、独自LLM「Qwen」最新版を日本市場に展開へ パートナーシップも拡大
・アリババクラウド、AI開発のための最新インフラやAIモデルを含む新プログラム発表
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
