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2010年データセンターの旅

コンテナにクラウドつめて出かけよう~IIJさん 次世代モジュール型エコ・データセンター

#3

今回、我々編集部を待ち受けていたのは、データセンターというアイデンティティを根底から揺るがす一個の物体でした。コンテナ。そう、コンテナ。はたしてそれはセンターなのか?とりあえずお邪魔してきました、データセンターの旅。第3回目はIIJさんの登場です。

なぜ、コンテナなのか

 さて、今回はIIJさんのコンテナ型データセンターです。すでにあちこちのブログやメディアなどでも話題になっているIIJさんのコンテナ型データセンター。日本のインターネットの立役者といっても過言ではない、IIJさんが満を持して公開する次世代型データセンター、実はまだ商用化の一歩手前の実証実験中なのであります。正式な商用化は2011年の4月を予定しているそうです。今回は、中部地方のとある工業団地の一角に設置された実証実験中のコンテナにお邪魔いたしました。

コンテナ見たさに中部地方の某所に出張中
景色のよい中部地方の某所に来ております

 実証実験なんていうと学園都市とかね、そういうイメージがありますけどね、我々が通されたのは趣あるプレハブ小屋です。案内役はIIJ 堂前さん。この1年ほど、ここでコツコツと実証実験を続けておられます。下の写真に映っているメガネのおじさまです。って、どっちもメガネかけてる!(*あとでちゃんと登場します>堂前さん)

もとは工員さんたちの食堂だった場所を事務所として利用
もとは、工員さんたちの食堂だった場所だそうです

「このプロジェクトはIIJのほか、5社さんがパートナーとして協力してくださっています。この場所は、パートナーの1社のとある工場に間借りさせていただいているんです」(堂前さん)(以下、すべてカギカッコ内は堂前さん)。

 

 パートナーさんの内訳は、コンテナ提供のNLMエカルさん、空調設備担当の東芝さん、防災消火設備担当に能美防災さん、ラック/分電盤/電流測定器担当に、河村電気産業さん、サーバー担当に国際産業技術(KSG)さんが、パートナーとして名を連ねています。

 そんな壮大なプロジェクト、もちろん名前がついております。その名もエコ・データセンター・パーク構想。プレハブ小屋からは想像もつかない近未来的なにおいがするではありませんか。

コンテナはともかくプレバブ小屋のエアコンはあまりエコっぽくない
エアコンはあまりエコっぽくない

 そもそもこのコンテナ型データセンターは、IIJ さんが提供しているクラウドサービスIIJ GIOの基盤に使うことを主目的としているそうです。そんなわけで基本はIIJ GIOの基盤なんだけれども、商用オープン後は、それだけじゃなくて、他の事業者さんや、大口ユーザーさんを集めて、データセンターの集合体を作っていきませんか、というのがエコ・データセンター・パーク構想なのです。

エコ・データセンター・パークの予定図
エコ・データセンター・パークの予定図

 ちなみに、コンテナコンテナいうてますが、堂前さんは「ITモジュール」っておっしゃってますね。ふむ。もう少しかっこよく言うと「次世代モジュール型エコ・データセンター」ですね。ふむふむ。でもこの記事ではコンテナで通します。

 それにしても気になるのは、どうしてこうなった?つまり、なぜコンテナなのかということです。どうしてコンテナなんでしょうか?普通のデータセンターじゃダメなんですか?

 「データセンターというのは、コストがなかなか減らない分野なんです。これはどこのデータセンターにも通じる問題なのですが、まず、建設開始から出来上がるまでのタイムラグっていうのが大きな問題です。データセンターが出来上がっても、空きが多い。その時点では赤字です。で、埋まるころには、足りないということで、新しいデータセンターを建設しなくてはいけない。その点、コンテナであれば、その都度、必要な分に応じて増設することができますよね」

 なるほど。あったはずのニーズに対してマンション建てたのに、いざ出来てみたらば埋まらなかった的なジレンマに陥りがちというわけですね。いわゆる通常のデータセンターをマンションにたとえるなら、コンテナ型データセンターは、モジュール型ゆえ、さしづめ、ええと、なんでしょう、何も思い浮かばないので、引き続き、コンテナ型の特徴について掘り下げてまいります。

次のページ
コンテナ、ここがすごい

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この記事の著者

小泉 真由子(編集部)(コイズミ マユコ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://enterprisezine.jp/article/detail/2478 2010/09/07 00:00

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