SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

直近開催のイベントはこちら!

Security Online Day 2022

2022年9月16日(金)10:00~17:10

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

PM Conference2010 イベントレポート

対立のジレンマを解消し、調和をもたらす問題解決手法「クラウド」

PM Conference 2010 Summer 特別レポート


プロジェクトの妨げとなる、さまざまな対立や不調和。ゴールドラットコンサルティング ディレクター日本代表の岸良裕司氏は、「PM Conference 2010 Summer」2日目の基調講演にて、これらを根本原因から解消し、共通目標の達成に向けたよりよい方法を導き出すことができる問題解決手法「クラウド」について説明した。

共通目標のための行動が対立してしまうジレンマ

ゴールドラットコンサルティング ディレクター日本代表 岸良 裕司 氏
ゴールドラットコンサルティング ディレクター日本代表 岸良 裕司 氏

 共通目標を持ち、目標達成に向けて協働するための組織である企業内で、さまざまな対立や不調和が生まれるのはなぜか? たとえば「現在から将来にわたって利益を上げ続ける」という企業の最終目標は、「売上アップ」→「売上改善」→「新商品開発」および「品質改善」といったようにブレークダウンされ、現場に下りてくる。

 「新商品開発」のために、現場ではエンジニアチームを新商品に集中させたいと考えるだろう。しかし、「品質改善」のためにはエンジニアチームを既存商品に集中させることが必要だ。このように、ごくシンプルな目標達成のための行動からも、対立が発生してしまう。

 ゴールドラットコンサルティング ディレクター日本代表の岸良裕司氏は、「我々は日々、こうしたジレンマを抱えている」と語り、「何らかの不調和が存在する場合、それは我々の認識のどこかが間違っている可能性を示唆している」というニュートンの言葉を紹介した。これは、TOC(制約理論)の創始者で『ザ・ゴール』の著者であるエリヤフ・ゴールドラット博士が好んで引用する言葉だという。

 対立や不調和という望ましくない現象の根本原因が「間違った認識」にあるのならば、認識を正すことでジレンマを解消し、問題を解決できるはず。それを実現するのが、ゴールドラット博士が開発した「クラウド」(Evaporating Clouds)と呼ばれる問題解決手法だ。文字通り「雲」のようなモヤモヤをパッと「蒸発」させるように解消するという意味が込められている。

図1:クラウドの構図
図1:クラウドの構図

 クラウドの構図は、図1のとおり。目的とその達成に必要な2つの異なる要望、それぞれの要望を満たすためのアクションの5つのボックスから構成される。図1の例では、「幸せでいる」が達成すべき目的で、そのためには「安全を確保する」と「チャレンジする」という2つを満たす必要があり、安全を確保するには「変えない」、チャレンジするには「変える」という行動が必要であることを示している。

 ここでは、赤線で囲まれた部分の「変えない」と「変える」が対立している。また、「変えないと、チャレンジできない」、「変えると、安全を確保できない」といったように、クロスするラインが対立の関係にあることがわかる。「この対立の構造を理解することが、問題解決のための第一歩」と、岸良氏は説明する。

■■■ 岸良氏の講演資料はこちらのページからダウンロードできます。 ■■■

次のページ
対立する両者の要望を尊重し、第三の妙案を見つけ出す

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
PM Conference2010 イベントレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/2492 2010/09/08 12:57

Job Board

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

2022年9月16日(金)10:00~17:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング