ランサムウェア被害後の明暗を分ける、バックアップ対策と復旧オペレーションを総合的に強化する手段とは?
初動対応が復旧の行方を握る──技術・組織の両面で「確実に機能する仕組み」を整備せよ
「感染に気付かない期間」を見越した多世代バックアップが肝に
復旧困難になる要因の一つに、“感染前の状態”に戻せるバックアップが残っていないことがある。ランサムウェア攻撃の手口として、システムへの侵入後すぐにアクションを起こすのではなく、攻撃者が一定期間にわたって活動を潜伏させるケースは多い。その間、侵害に気付けなければ、暗号化・改変されたデータを含んだバックアップが取得されてしまい、正常な復旧ポイントが順に失われるおそれがある。
そのため、感染に気付くまでの期間を見越して、十分な世代数のバックアップを残しておくことが重要となる。そうすれば、感染に気付かない間も復旧可能なデータを残すことができる。

ただし、保持する世代数を増やせば、必要な保存容量や運用コストも増えることに……。そこで福田氏は、多世代バックアップを現実的に運用する仕組みとして、Arcserveのイメージバックアップ製品「Arcserve UDP」を紹介した。Arcserve UDPは、導入して最初にフルバックアップを取得し、以降は変更されたデータ分のみを取得していく「継続的な増分バックアップ」の仕組みを採用している。設定した保存世代数を超えると、最も古い増分データをベースとなるバックアップに自動でマージし、指定した世代数分のみを維持するという。

これにより、フルバックアップを定期的に再取得するような運用は原則として必要なくなり、バックアップ時間と保存先ディスクの消費を抑えながら、多世代の復旧ポイントを維持できるというわけだ。初期設定では7世代を保持でき、運用要件に応じて最大1,440世代まで保持設定できる。
加えて、Arcserve UDPは重複排除機能も備えている。同じデータを重複して保存しないことで、バックアップに必要な容量を抑え、より多くの世代を保持しやすくする機能だ。対象データの種類や重複率によって効果は異なるものの、同機能を活用することで、バックアップ容量を5~6割程度削減できるケースもあるという。継続的な増分バックアップと重複排除を組み合わせることで、必要なストレージ容量を抑えながら、ランサムウェアの潜伏期間も見据えた多世代バックアップ運用を実現できる点が特徴だ。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
提供:arcserve Japan合同会社
【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社
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