セゾンテクノロジーは2026年10月21日、ファイル連携ミドルウェア「HULFT」でファイル連携時のデータ完全性の検証機能を強化し、耐量子計算機暗号(PQC)に対応すると発表した。
現行バージョンの「HULFT8/10」は、AES-256を採用したAES暗号オプションと組み合わせることで、ファイル連携時のデータの暗号解読耐性(機密性)を確保している。次期版の「HULFT10.x.0」とAES暗号オプションの組み合わせでは、機密性に加えて、ファイル連携時のデータの完全性もPQCで求められる要件に対応するとのことだ。
内閣官房国家サイバー統括室の「政府機関等におけるPQC利用に関する関係府省庁連絡会議」では、政府機関などの暗号システムについて、原則2035年までにPQCへの移行を完了する方針が決定されている。金融庁の「預金取扱金融機関の耐量子計算機暗号への対応に関する検討会」では、金融分野で優先度の高いシステムは2030年代半ばを目安にPQCの暗号技術を利用可能な状態にすることが望ましいとされるなど、世間の要請に応える形になる。
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