2026年8月20日、サイバーセキュリティクラウドは、将来的な量子コンピュータの実用化を見据え、耐量子計算機暗号(Post-Quantum Cryptography:PQC)への対応に向けた技術検証を開始したと発表した。
今回の技術検証では、PQCを活用したWeb通信における技術要件を整理するとともに、既存のWeb環境との互換性や通信性能への影響、同社が提供するセキュリティサービスへの適用に向けた技術的な課題などについて検証を進めるという。具体的には、以下の観点を中心に検証を予定しているとのことだ。
- RFC 10024に定義されるPQ/T(Post-Quantum/Traditional)ハイブリッド鍵合意方式に関する技術検証
- 既存のWeb環境やブラウザ等との互換性の確認
- 通信性能やレスポンスへの影響の検証
- 当社サービスへの実装に向けた技術要件および課題の整理
同技術検証を通じて得られる知見をもとに、まずはクラウド型WAF「攻撃遮断くん」におけるPQC対応の実現を目指すとしている。
「攻撃遮断くん」は、Webサイトへのサイバー攻撃を検知・遮断するクラウド型WAFとして、ユーザーとWebサーバー間の通信を保護するもの。今後、PQCへの移行が進むことを見据え、Webセキュリティと暗号化通信の双方の観点から、将来にわたって安全にWebサービスを提供できる環境の実現を目指すという。同サービスにおけるPQC対応の正式な提供時期および提供内容については、決定し次第発表予定だ。
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