「Express5800/ftサーバ」は、CPU、メモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、ハードウェア障害によるシステム停止のリスクを低減した高可用性サーバー。仮想化基盤を用いて、複数のシステムを同一サーバー上に集約するサーバー統合が普及する中で、ひとつのサーバーの障害が複数システムに影響を与えるリスクが指摘されており、その問題を解決する手段として無停止型サーバーが注目されているという。
新製品は、NECの無停止型サーバーとして初めて、マイクロソフトの仮想化基盤「Microsoft Hyper-V」に対応した。NECはこれまで、VMware社の仮想化基盤「VMware vSphere 4」に対応した無停止サーバーを提供してきたが、ユーザーのニーズに応えるため、仮想化基盤対応製品のラインアップを拡充したとしている。
新製品の主な特徴は以下の通り。
・Microsoft Hyper-V 2.0に対応
OSとしてMicrosoft Windows Server 2008 R2 Enterpriseを採用し、同OSに搭載されている仮想化基盤Microsoft Hyper-V 2.0に対応。仮想化基盤上で動作するゲストOS用ライセンスがあらかじめ4ライセンス添付されているため、中堅中小企業など、初期投資を抑えスモールスタートでサーバー統合を行いたい企業に最適。
・インテル社の最新CPUを採用し従来比1.4倍の性能を実現
インテル社のXeonを搭載し、処理性能を従来モデル比1.4倍に向上。また、搭載可能なディスク容量を従来比2倍の4.8TBまで拡大するなど、サーバー統合基盤に求められる高度なハードウェア性能を実現。
■ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/1010/2101.html