「iStorage NS500Ra」は、ファイルサーバとしての処理性能を従来比で約70%向上するとともに、消費電力を約30%削減した2Wayラック型NAS(Network Attached Storage)製品。
この製品は、中堅中小規模ユーザーを主な対象として、オフィスにおけるファイルサーバ、バックアップ用途での導入をねらったもの。
発表によれば、音声や動画など、業務で扱う電子データの量が増大する中で、それを格納するファイルサーバの大容量化・高性能化が求められているという。同時に消費電力の削減への意識も高まっている。それらに応え、大容量・低価格を両立したハードディスク12TB(テラバイト)搭載モデルと、高速・高信頼をもち拡張性を有するディスク拡張モデルの2モデルを製品化したという。
同製品は、インテルXeonプロセッサー E5620(2.40GHz)を搭載し、メモリの容量を最大32GBに拡大した。また、高速のI/Oプロセッサーを搭載、6GbpsのSASディスクに対応したRAIDコントローラ採用、ストレージサーバ専用OS「Windows Storage Server 2008」を搭載により、ファイルサーバとしての処理性能を従来比で約70%向上したという。
また、12TB搭載モデルでは、容量あたりの単価を約40%低減。ディスク拡張モデルでは、SASハードディスクを最大12本、6TBまで搭載可能にした。
同製品は、電源の変換効率が92%以上であることを示す、80 PLUS GOLD認証を取得し、消費電力は約30%削減しているという。
■iStorageシリーズの情報
http://www.istorage.jp