今回のアップグレード支援に向けた取り組みについて、日本オラクル株式会社 アプリケーション事業統括本部 アプリケーションビジネス推進本部長 末兼達彦氏は、同社のアプリケーション戦略のコンセプトとして「CompleteSolitions.CompleteChoice」を掲げる。末兼氏によれば、現在、ユーザー全体の約4割にアップグレードの必要があるという。
アップグレード支援対象となるのは、オラクルの業務アプリケーション製品最新版「OracleE-Business SuiteR12.1」「JDEdwardsEnterpriseOne9.0」「PeopleSoftEnterprise9.1」「SiebelCRM8.2」へのアップグレードを検討しているユーザーだ。アップグレードにより、IFRSをはじめとしたグローバル展開を視野に入れた業務プロセスの再構築を目指す。
末兼氏は、「オラクルでは幅広いポートフォリオを持っているが、どこを使っていくかは自由」とした上で、オラクルのアップグレード支援プログラムである「FusionMiddlewareforApps」を紹介。
「FusionMiddlewareforApps」は、「OracleE-Business」「JDEdwardsEnterpriseOne」「PeopleSoftEnterprise」「SiebelCRM」へのアップグレードに際して、ミドルウェア製品として「FusionMiddleware」の活用を推進するためのプログラム。現行システムの環境、利用、運用状況や今後の要求事項などの情報を収集し、アップグレードした場合の最適な導入方法、導入期間やコストを提示する。
なお、今回のアップグレード支援強化に伴い、同社では来る2月1日、2月2日に開催される「Oracle Applications Summit2011」にてアップグレード相談コーナーが開設されるとのこと。