アップグレードしましょう
さて、今回から3回に分けて、実際のアップグレード作業の一部始終をお見せしたいと思います。今回は、アップグレード前に移行元のデータベース上で行う必要のある作業について解説します。
使用するテスト環境は、前回のインストール作業と同様に以下のスペックのWindows PCを使用します。
オペレーティング・システム | Microsoft Windows 7 Ultimate(64bit) |
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i5 CPU M430@2.27GHz |
実装メモリ(RAM) | 6GB |
前回の説明では、上記のテスト環境にOracle Database 11g Release 2をインストールしましたが、データベースは作成しませんでした。
実は、このテスト環境には前バージョンであるOracle Database 10g Release 2もインストールしてあり、データベースも作成してあります。この10g用のデータベースをアップグレードして11gで使えるように移行したいと思います。
移行元および移行先のOracle Databaseの正確なバージョンは以下になります。
移行元のバージョン | Oracle Database 10g Release 2(10.2.0.4.0)のMicrosoft Windows(64ビット)版 |
移行先のバージョン | Oracle Database 11g Release 2(11.2.0.1.0)のMicrosoft Windows(64ビット)版 |