ビジネス・インテリジェンスは小難しい?専門家が使うもの?―いいえ、知らず知らずのうちに身近にあって使っているもの、それがビジネスインテリジェンスなのです。というわけで、非IT出身のマイクロソフト松澤純がお届けする文系のためのBI入門のはじまりです。
私とBIの出会い
はじめまして。日本マイクロソフト株式会社 SQL Server Product Manager の松澤純と申します。今回よりビジネス インテリジェンス (BI) の連載を担当させていただくことになりました。よろしくお願いいたします。
仕事柄、カタログや Web ページなどの文章をレビューする機会は多々あるのですが、自分でまとまった量を書くのははじめてです。この連載のコンセプトは「初めての方にもわかりやすく!」と思っていますので、わかりやすくお伝えできるように努めてまいります。
私自身、学生時代に情報工学を専攻していたわけでも、理系だったわけでもなく、文系かどうかも怪しい(?)出身ですので、正直、コンピューターに詳しいわけではありません。それでも、縁あって IT 業界に就職してからは、先輩方にお世話になりながらどうにかこうにか、IT 企業の会社員として業務ができる程度に PC を使え、簡単な環境の構築をし、お客様にデモンストレーションをお見せできるぐらいにはなりました。
そんな私が「ビジネス インテリジェンス (BI)」と言う言葉を初めて聞いたのは、確か10年ほど前、新卒で IT 業界に入社して半年ぐらいの頃だったと思います。なんだか小難しそうな単語で、学者先生か研究者のような偉い人が難しいことを言っているようなイメージがありました。少なくとも、自分にはまず縁のない単語だと思っていました。おそらく、当時はほとんどの方がそう思っていたのではないでしょうか。
ところが、実際にはそんなことはなかったのです。時が経ったから、という理由もあると思いますが、現在私の所属する会社では、社員全員がそれぞれの立場で使うもの、それが BI という認識でいます。「え?これが BI っていうものなの?」なんて、BI という言葉を意識していなくても実は使っているという社員もいることでしょう。そのぐらい身近にあるもの、身近にあるべきものが BI なのです。
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- この記事の著者
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松澤純(マツザワジュン)
マイクロソフト株式会社
サーバープラットフォームビジネス本部
プロダクト マネージャー大学時代は情報工学とも理系とも全く縁のない分野を専攻し、新卒で某 DB ベンダーに就職。ERP 製品の新機能検証、研修インストラクターを経て、GIS ソリューション ベンダーに約1年出向、お客様何でも窓口兼プロ...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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