DIAGNOSTIC_DEST
これまではBACKGROUND_DUMP_DEST初期化パラメータやUSER_DUMP_DEST初期化パラメータで指定していたトレース・ファイルやアラート・ログの出力先ですが、リリース11.1.0.6からはDIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータで指定するように変更されました。
パラメータ名 | DIAGNOSTIC_DEST |
値 | OSのディレクトリ |
デフォルト値 | ORACLE_BASE |
動的変更方法 | ALTER SYSTEM |
DIAGNOSTIC_DESTで指定したディレクトリの下には、各データベース・インスタンス専用のディレクトリが以下のように作成されます。
<diagnostic_dest>/diag/rdbms/<database_name>/<instance_name>
この場所はADR(Automatic Diagnostic Repository:自動診断リポジトリ)ホームと呼ばれます。
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白砂 丈太郎(シラスナ ジョウタロウ)
日本オラクル(株)において、データベース事業のコアテクノロジー技術およびパフォーマンス技術のリーダーを務め、製品機能の検証および大規模/最重要プロジェクトでのベンチマークや実装を担当。
現在は(株)ワン・オー・ワンにおいて、データベースとWeb技術を中心としたシステム構築およびコンサルティングに従事。...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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