OPTIMIZER_USE_INVISIBLE_INDEXES
リリース11.1.0.6から『不可視索引』という種類の索引を作成することができるようになりました。不可視索引とは、セッション・レベルもしくはシステム・レベルで無視することができる索引です。不可視索引を作成するには、CREATE INDEX文で『INVISIBLE』句を指定します。次の例では、emp表のename列に対してi_emp_enameという名前の不可視索引を作成します。
SQL> CREATE INDEX i_emp_ename ON emp(ename) 2 > TABLESPACE users 3 > INVISIBLE;
OPTIMIZER_USE_INVISIBLE_INDEXES初期化パラメータを明示的にTRUEに設定しないかぎり、オプティマイザはこの不可視索引を無視します。
パラメータ名 | OPTIMIZER_USE_INVISIBLE_INDEXES |
値 |
TRUE FALSE |
デフォルト値 | FALSE |
動的変更方法 |
ALTER SESSION
ALTER SYSTEM
|
不可視索引およびOPTIMIZER_USE_INVISIBLE_INDEXES初期化パラメータを使用することによって、索引を削除する前に削除した状態をテストすることや、アプリケーション全体に影響を与えずにアプリケーションの特定の操作やモジュールに対して一時的な索引構造を使用することができます。
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白砂 丈太郎(シラスナ ジョウタロウ)
日本オラクル(株)において、データベース事業のコアテクノロジー技術およびパフォーマンス技術のリーダーを務め、製品機能の検証および大規模/最重要プロジェクトでのベンチマークや実装を担当。
現在は(株)ワン・オー・ワンにおいて、データベースとWeb技術を中心としたシステム構築およびコンサルティングに従事。...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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