SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

  • Security Online
  • DB Online
  • ニュース
  • 新着記事一覧
  • イベント

    コスト高にならない「Oracle Database」クラウド移行の方策ー35年の知見からOCIと最新PaaSを徹底解説! powered by EnterpriseZine
    2025年10月17日(金) オンライン開催

    • 酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

      酒井真弓の『Enterprise IT Women』訪問記

    • Next エンタープライズAI

      Next エンタープライズAI

    • IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

      IT部門から“組織変革”を~気鋭のトップランナーを訪ねる~

    • SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

      SaaS ERP最前線──適者生存の市場を勝ち抜く企業はどこに

  • ブログ

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

コスト高にならない「Oracle Database」クラウド移行の方策ー35年の知見からOCIと最新PaaSを徹底解説! powered by EnterpriseZine

2025年10月17日(金) オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)

EnterpriseZine編集部が最旬ITトピックの深層に迫る。ここでしか読めない、エンタープライズITの最新トピックをお届けします。

『EnterpriseZine Press』

2025年夏号(EnterpriseZine Press 2025 Summer)特集「“老舗”の中小企業がDX推進できたワケ──有識者・実践者から学ぶトップリーダーの覚悟」

オラクル・キュレーション by Oracle ACE

Statspackの最も優れた解説書とは? ―8月の人気記事

第2回


Statspackの最も優れた解説書とは?

 前回、Enterprise ManagerやAWRを使用したパフォーマンス分析を紹介しましたが、Standard EditionやStandard Edition Oneを使用しているシステムでは、以前から一般的なStatspackを使った分析技術が必要ですね。

 Statspackを利用している皆さんの中に、「Statspackにはちゃんとした解説本が少ない」と思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか? 実は最も優れた解説書が $ORACLE_HOME/rdbms/admin/ 配下にあるspdoc.txtなのです。

 spdoc.txtの目次は以下の通りです(Oracle Database 11g Release 2の場合)。

  0. Introduction and Terminology

  1. Enterprise Manager (EM), Automatic Workload Repository (AWR) and Statspack

  2. Statspack Configuration

  3. Gathering data - taking a snapshot

  4. Running the Performance reports

  5. Configuring the amount of data captured

  6. DB time,, and Time Units used for Performance Statistics

  7. Event Timings

  8. Managing and Sharing performance data

  9. New and Changed Features

  10. Compatibility and Upgrading from previous releases

  11. Oracle Real Application Clusters specific considerations

  12. Conflicts and differences compared to UTLBSTAT/UTLESTAT

  13. Removing the package

  14. Supplied Scripts Overview

  15. Limitations and Modifications

 この文章を読むと、Statspackの導入(2章)から運用の設定(3章・4章・5章)、Statspackレポートを解析する上でのポイント(6章・7章)、Statspackデータの管理(8章)、過去のリリースからのアップグレード(10章)など、Statspackを利用する上で非常に有益な情報を得ることができます。

 さらに上級者の方にはStatspackの生成スクリプトである、$ORACLE_HOME/rdbms/admin/spcreate.sqlの中身も読んでみると、内部的に

  $ORACLE_HOME/rdbms/admin/spcusr.sql
  $ORACLE_HOME/rdbms/admin/spctab.sql
   $ORACLE_HOME/rdbms/admin/spcpkg.sql

 が呼ばれていることが分かります。

 これらのSQLスクリプトを読むと、Statspackがどのように作られ、どういった情報を収集しているかを読み砕くことができ、Statspackを使いこなす、まさに「Statspack通」になることができるでしょう。

次のページ
自動チューニングと手動チューニングを使いこなそう!

この記事は参考になりましたか?


広告を読み込めませんでした

広告を読み込み中...

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
オラクル・キュレーション by Oracle ACE連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

矢木覚(ヤギサトル)

  Oracle ACE SIerにおいて、Oracle Databaseの最新技術を用いた、企業システムの基幹システム設計/構築に携わる。大規模RACやOracle Exadataによるシステム設計・データベース統合等を行ってきた。その経験を基に、現在ではオラクルの技術を広めるエヴァ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/3481 2012/02/10 17:57

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング