琉球銀行のSalesforce Financial Services Cloudが本稼働を開始した。テラスカイと日本システム技術(JAST)が共同開発体制によって導入を支援した。
琉球銀行は、2025年4月にスタートした中期経営計画「Empower 2025」において掲げる長期ビジョンの実現に向けた重点戦略の一つ「多様な接点によるゴールベースアプローチの実践」を推進するため、次世代CRM/SFAとしてセールスフォース・ジャパンのFinancial Services Cloudを活用していく方針だという。
次世代CRM/SFAの特徴・期待効果
顧客のニーズ・課題を起点とした営業体制への進化
営業担当者は顧客のライフイベント情報などを蓄積することで、一人ひとりのニーズに合わせた提案を行うことが可能に。また、本部との情報連携をオンライン化することで、専門的な課題にも素早く対応できるという。
また、スマートフォンでも顧客情報の閲覧、交渉履歴の入力を実現し、営業活動を効率化することで、担当者はより多くの時間を顧客とのコミュニケーションに費やすことができ、強固な信頼関係の構築が期待できるとのことだ。
内製化を見据えたノーコード・ローコードでの構築
多様化する外部環境に迅速に対応するため、Salesforceの標準機能を最大限に活用し、内製化を前提としたノーコード・ローコードで開発。これにより、市場の変化やユーザーのニーズに合わせ、行内で主体的かつ迅速にシステムを改善し、一層進化させることが可能になるという。外注と比較して、開発期間の短縮とコスト削減が期待できるとしている。
プロジェクト体制
JASTとテラスカイは共同開発体制を取り、データ連携、システム構築、内製化による運用を一貫して支援すると述べている。

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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