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スタートアップのための!「知財」戦略超入門

「特許制度」はイノベーションを阻害しない-知的財産の概念と「特許」

■第二回


多くの人は知的財産(知財)と言われれば、特許あるいは著作物(コンテンツ)をイメージするかもしれない。しかし、知財の範囲はそれよりもはるかに広い。知財とは「有用な情報」であると定義できる。無形財産、あるいは、情報財などと言い換えることもできる。今回は、知的財産という概念と「特許」の詳細について解説していこう。

知財とは何なのか?

  具体的な知的財産権の話に入る前に、知的財産という概念について簡単に説明しておこう。

 多くの人は知的財産(知財)と言われれば、特許あるいは著作物(コンテンツ)をイメージするかもしれない。しかし、知財の範囲はそれよりもはるかに広い。知財とは「有用な情報」であると定義できる。無形財産、あるいは、情報財などと言い換えることもできる。すべての知的財産が法的に定められた知的財産権によって守られるわけではない。

 たとえば、調査会社が苦労して調べた市場シェアのデータは重要な情報財だが著作物ではないので利用者との契約で目的外使用を禁止するくらいしか保護手段がない(第三者が使用することを禁止できない)。

 法律により特別に守られている主な知的財産権について以下の表にまとめた。

表:主な知的財産権

 本連載ではIT関連スペシャリストにとって重要と思われる特許、意匠、商標、著作物を中心に議論を進めていこう。今回は「特許」について詳しく解説していこう。

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特許とは何か?

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この記事の著者

栗原 潔(クリハラ キヨシ)

株式会社テックバイザージェイピー 代表、金沢工業大学虎ノ門大学院客員教授日本アイ・ビー・エム、ガートナージャパンを経て2005年6月より独立。東京大学工学部卒業、米MIT計算機科学科修士課程修了。弁理士、技術士(情報工学)。主な訳書にヘンリー・チェスブロウ『オープンビジネスモデル』、ドン・タプスコッ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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