SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

最新イベントはこちら!

EnterpriseZine Day Special

2024年10月16日(火)オンライン開催

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けの講座「EnterpriseZine Academy」や、すべてのITパーソンに向けた「新エバンジェリスト養成講座」などの講座を企画しています。EnterpriseZine編集部ならではの切り口・企画・講師セレクトで、明日を担うIT人材の育成をミッションに展開しております。

お申し込み受付中!

Gartner Symposium/ITxpo 2013 レポート

サイバー攻撃が企業データを狙う「5つのステップ」--パロアルトネットワークス創業者ニア・ズーク氏


 2013年10月17日、ガートナー主催のセミナー「Gartner Symposium/ITxpo 2013」にて、パロアルトネットワークス創業者ニア・ズーク氏による「これから求められるセキュリティとは-多様化するサイバー攻撃対策」と題する講演が行われた。同社の次世代ファイアウォールの成り立ち、そして現代における情報漏えいがどのように行われているかをもとに、対策の一助となる考え方を提示するものだ。

2013年、データ漏えいは5段階を経て行われる

 ニア・ズーク氏によると、いまから8年ほど前、2005年頃の攻撃は「データセンター」そのものを標的にしていたという。ファイアウォールを突破し、IPSを経由してサーバを直接攻撃する。これにより、データを抜き出すという直接的な手法であった。ここから、ファイアウォールやIPSの必要性が認知され、現在に至る。

パロアルトネットワークス 創業者・最高技術責任者 ニア・ズーク氏
パロアルトネットワークス 創業者・最高技術責任者 
ニア・ズーク氏

 しかし現在、攻撃手法は様変わりしてしまった。いま悪意あるものは直接データセンターを狙うのではなく、ターゲットを「エンドユーザー」に変えた。まずエンドユーザーのマシンを乗っ取り、そこを足がかりにして 本丸であるデータを狙う。

 ズーク氏は現代的なアタックについて、5つのステップを紹介した。

【サイバー攻撃が企業データを狙う5つのステップ】
 ・
ステップ1:エンドユーザーをおびき寄せる
 ・ステップ2:脆弱性を突く
 ・ステップ3:バックドアをダウンロードさせる
 ・ステップ4:バックチャネルを確立する
 ・ステップ5:データを盗み出す

次のページ
興味を持つファイルを知人から受け取ってしまったら……

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
Gartner Symposium/ITxpo 2013 レポート連載記事一覧
この記事の著者

宮田健(ミヤタタケシ)

@IT記者を経て、現在はセキュリティに関するフリーライターとして活動する。エンタープライズ分野におけるセキュリティを追いかけつつ、普通の人にも興味を持ってもらえるためにはどうしたらいいか、日々模索を続けている。
著書に「Q&Aで考えるセキュリティ入門「木曜日のフルット」と学ぼう!」(MdN)、「デジタルの...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

EnterpriseZine(エンタープライズジン)
https://enterprisezine.jp/article/detail/5278 2013/10/23 16:23

Job Board

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

EnterpriseZine(エンタープライズジン)編集部では、情報システム担当、セキュリティ担当の方々向けに、EnterpriseZine Day、Security Online Day、DataTechという、3つのイベントを開催しております。それぞれ編集部独自の切り口で、業界トレンドや最新事例を網羅。最新の動向を知ることができる場として、好評を得ています。

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング