はじめに
みなさんは、Googleカレンダーをご存じでしょうか? Outlook 2007に新しく追加されたインターネット予定表では、Googleカレンダーの購読ができ、スケジュールの共有などができます。
そこで今回は、Googleカレンダーの概要、利用する上で知っておきたい注意点、設定方法などについて触れ、Outlook 2007にGoogleカレンダーを表示する方法、および、公開された他のGoogleカレンダーのスケジュールの一部をインポートする方法について紹介します。
Googleカレンダーについて
Google カレンダーを利用すると、 Web上で簡単にスケジュールを管理することができます。例えば、仕事上の打ち合わせ、IT勉強会やセミナーなどのイベントの一元管理などに利用するとよいでしょう。ただし、Googleカレンダーの利用には、ブラウザでJavaScriptとクッキーを有効にしておく必要があります。
Googleカレンダーの主な機能は以下の通りです。
カレンダーの共有
勉強会やセミナーなどのイベントを開催するにあたって、みんなで情報共有することができます。たとえば、オフラインコミュニティにおいて、詳細が決まるまでそのスタッフ同士だけでイベントの予定情報の確認ができます。その他にも飲み会などのイベント情報も仲間同士で共有して利用できたりします。
招待メール
イベントの案内を友人などに通知することができます。そのイベントへの出席の回答やコメントをすべて1か所に集めることができます。また、Googleカレンダーを持っていない人でもその招待メールに返信ができます。
スケジュールの検索
カレンダー内のイベントの検索、または、公開カレンダーを検索して、興味のあるイベントを見つけることもできます。
モバイルアクセス
Googleカレンダーは携帯電話などのモバイル端末からアクセスすることもできるので、いつでもどこでもスケジュールを確認することができます。
予定の公開設定
どの程度まで共有するか、誰と共有するかは、各ユーザーが設定します。同じカレンダーでも、イベントごとに見せる人を指定できます。また、後でその公開範囲を変更することもできます。友人のカレンダーやコミュニティのカレンダーなどを自分の予定リストの横に表示することもできます。
全国のIT勉強会やセミナーを検索したい
ITプロや開発者対象の全国のオフラインコミュニティが主催している勉強会やセミナーの情報を検索するには、それらをまとめて集約し一般公開されたGoogleカレンダー、「IT勉強会カレンダー」が便利です。
それぞれのイベントごとに開催場所が明記されているので、その地域を指定して検索ができます。必要に応じて、参加するイベントを自分のGoogleカレンダーにコピーして利用するといいでしょう。