シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社(以下、シトリックス)は14日、エンタープライズクラス向けのサーバ仮想化プラットフォーム「Citrix Xen Server 5」を発表した。
今回発表したCitrix Xen Server 5では、「大規模なエンタープライズ領域においても安心して利用できること」を重点テーマとして、ビジネス継続性や管理運用効率などの向上に寄与する機能強化を行なった。
ビジネス継続性の向上
フェイルオーバーと仮想マシン再起動を自動化する新機能を追加。例えば、仮想マシンに障害が発生した場合は、数秒間で自動的に再起動を行なう。
また、ハードウェア障害の場合は、仮想マシンを保護したのち、別のサーバに移動し、自動で再起動まで行なう。こちらの所要時間は約1分。
記者発表では、HA構成を組んだ2台のノートPCを準備。片方のPCの電源を落とすことによってフェイルオーバーが自動で行われる様子を実演した。
基本的に自動化機能は追加コストは不要だが、追加オプションを購入することで、ハードウェア障害時にもダウンタイム無しで稼動を継続するなど、より可用性を向上させることもできるようになっている。