
「セキュリティはもはやただのテクノロジではない。ビジネスを支えるファブリック(基本の骨組み)であり、ITという生地の中に必然的に織り込まれている存在」- これはPalo Alto NetworksのCEOであるマーク・マクローリン(Mark McLaughlin)氏が米ラスベガスで開催中の「Ignite 16」(4/3 - 4/7)のゼネラルセッション冒頭の発言だ。Palo Alto Networksの年次プライベートカンファレンスであるIgniteは、サイバーセキュリティへの関心が高まるにしたがって年々参加者数を増やしてきたが、今回はついに3000名を超える開催規模となった。セキュリティをITにおける"ファブリック"と位置づける同社は、今回のIgniteでどんなメッセージを世界に向けて訴求しようとしたのか。本稿では4月5日に行われたゼネラルセッションに登壇した3人の同社エグゼクティブによる発言を紹介しながら、Palo Alto Networksの戦略を概観してみたい。
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五味明子(ゴミ アキコ)
IT系出版社で編集者としてキャリアを積んだのち、2011年からフリーランスライターとして活動中。フィールドワークはオープンソース、クラウドコンピューティング、データアナリティクスなどエンタープライズITが中心で海外カンファレンスの取材が多い。
Twitter(@g3akk)や自身のブログでITニュース...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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