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EinsteinとWatsonが握手した!「AIは人間の仕事を奪わない」―ジニ・ロメッティ氏登壇

 InterConnect 2017の2日目のゼネラルセッションには、IBM 会長、社長兼CEOのジニ・ロメッティ氏が登場した。クラウドが登場したことでITの世界を、さらにはクラウドでビジネスの状況を変え、社会までも変えている。もちろん、単にクラウドでITのデリバリの方法を変えただけではない。IBMのクラウドは、全く新しい次世代のプラットフォームを提供するものだ。

クラウドではオンプレミス以上のセキュリティの高さが求められる

ジニ・ロメッティ氏

 社会をも変えたクラウド。ロメッティ氏によれば、IBMのクラウドはITで昔からやっていたことの新しい「やり方」を提供するものではない。全く新しいものであり、クラウドでビジネスの意思決定に関わるところに価値を見出すものだという。

 「すでにクラウドのビジネスは、IBMのビジネスの17%を占めるまでに成長しています。IBMのクラウドは、エンタープライズの要求に耐えうるものであり、データ中心となっている。ここが他のクラウドとは大きく異なるところで、エンタープライズ向けのクラウドでは、オンプレミスよりもむしろ高いレベルのセキュリティが必要となります」(ロメッティ氏)

 IBMでは、そんなクラウドのために世界中の50カ所、19カ国にデータセンターを設置している。これに加え、20カ国目として中国が加わる。ロメッティ氏は51カ所目のデータセンターを中国で開設することをステージ上で明らかにした。

 もう1つIBMのクラウドが他とは異なる点として挙げたのが、オンプレミスも選べる真のハイブリッドクラウドの構成をとれることだ。企業はクラウドが登場する前からITに多くの投資を行っている。その投資を最大限に活用するには、オンプレミスも選べるようにする必要がある。IBMはパブリック、プライベート、オンプレミスを活用できる、真のハイブリッドなクラウド環境を提供する。

 そしてパブリッククラウドとプライベートクラウドを単純につなぐだけでなく、アプリケーションのレベルでもデータのレベルでも連携できる仕組みでなければならない。そしてその環境は、上から下までセキュリティを確保する必要がある。ロメッティ氏は「IBMはチップレベルでセキュリティを確保する仕組みを提供しています」と、IBMのクラウド環境の高いセキュリティを強調した。

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IBMのWatsonとSalesforceのCRMのデータが結びついて、企業や顧客に新たな価値を提供する

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この記事の著者

谷川 耕一(タニカワ コウイチ)

EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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